铃木:你看见我的钱包了吗?我的钱包不见了。
张力:没看见,你把钱包放在哪儿了?
铃木:我放在提包的口袋了。
张力:你刚才是怎么来的
铃木:我坐地铁来的。
张力:会不会是在地铁上丢了?
铃木:可能在地铁上被偷了!
张力:那你得赶快去派出所报案。

CD206


Nǐ kànjiàn wǒ de qiánbāo le ma? Wǒ de qiánbāo bú jiàn le.
Méi kànjiàn, nǐ bǎ qiánbāo fàngzài nǎr le?
Wǒ fàngzài tíbāo kǒudai li le.
Nǐ gāngcái shì zěnme lái de?
Wǒ zuò dìtiě lái de.
Huì bu huì shì zài dìtiě shang diū le?
Kěnéng zài dìtiě shang bèi tōu le!
Nà nǐ děi gǎnkuài qù pàichūsuǒ bào’àn.

鈴木:私の財布を見かけなかった?財布が見当たらないのよ。
張力:見かけてないよ、財布どこに入れてたの?
鈴木:カバンのポケットの中に入れたんだけど。
張力:さっきどうやって来たの?
鈴木:地下鉄に乗って来た。
張力:地下鉄でなくしたんじゃないかな?
鈴木:たぶん地下鉄で盗まれたんだ!
張力:じゃ、早く派出所に届けに行かないと。

我的钱包

 最初の名詞(修飾語)と後の名詞(被修飾語)が所有者と所有物の関係であるとき、中国語では間に一般に“的”が必要です(例:“我的手机”私の携帯電話)。しかし、既に話題にのぼった事物に対しては、“我钱包不见了。”のように“的”を省略することもあります。

OK

放在哪儿

 “在+名詞”は動詞の前に置かれ、動作が行われる場所を表すということは、すでに第4課で学習しました“在+名詞”には動詞の後に置く用法もあり、動作が行われた結果、動作対象(もしくは動作主自身)が存在する場所を表します。つまり、“我把书放在桌子上”は「私は本を(テーブルに)置くという行為をし、その結果その本はテーブルの上にある」→「私は本をテーブルに置く」となります。この“在”は、動作の結果を表すことから、結果補語(第7課)の一つだという見方もできます。他に、“孩子躺在床上。”(子供がベッドに横たわっている)、“把字写在黑板上。”(字を黒板に書く)といった例があります。
 “在+名詞”が動詞の前にくるか、後にくるかによって意味が異なるのは、「語順が大切」という中国語の特徴をよく反映している例だといえます。

OK

 名詞に続く方位詞“里”“上”については☞第3課文法ポイント➋、及び☞第11課プラスワンを参照。

OK

是怎么来的

“你刚才是怎么来的?”、次の“我坐地铁来的”は第10課文法ポイント❶で学んだ[是~V的]構文です。

OK

□コミュニケーションのポイント
“那nà”は「それ、あれ」という意味以外に、「それでは、それじゃあ」という接続詞の用法もあります。また「ええーと、うーん」というつなぎの言葉として“那个nèige”を使うこともできます。

□プラスワン―ン“车上” と“车里”
 場所を表す意味を持たない名詞を場所化するときには名詞の後に“上”や“里”を使いますが、“上”は場所を面としてとらえ、“里”は空間としてとらえています。また“车上chē shang”、“飞机上fēijī shang”、“火车上huǒchē shang”のような交通手段に“上”がつく場合は、さらに移動中のプロセスを表します。
把钱包忘在车里了。 把钱包忘在车上了。
我的钱包在车上被偷了。 *我的钱包在车里被偷了。