第8回 上海で見つけたおもしろいもの 第一弾――日本人家族のとある日常in上海

こんにちは。
今日は上海で見つけたおもしろいものをご紹介します。
来たばかりの頃はもの珍しさもあって、不思議なものを見つけては写真に収めていました。
最近はなんだかそれらも当たり前になってきてしまって、ちょっとくらいおかしなものを見ても「アルアル」とサラッと流してしまうようになりました。
よくないですね。これでは日常の大切なものも見逃してしまいますよね。
最近少し自分の学校の方が忙しくて、ここしばらくゆっくり外を歩くような時間が持てていませんでした。
だんだんと気候も暖かくなってきたので、また色々と出かけて街を見てまわりたいなと思っています。

ひとまず、これまで撮ったおもしろ写真をご紹介します。

まずはおもしろい日本語の使われ方。といいますか、翻訳の間違えと、日本語の文法的な間違い表記です。

下の写真にあるサインは、通りかかった時にもういてもたってもいられなくなり、思わずお店に入り店員さんに「最後の『ん』はいらないよ」と伝えました。
日本語が間違えていなかったらお店にはいらなかったと思うと、これもまたお客さんを惹きつける手段かな、なんて思っちゃったりしました。

そして次は上海の食文化が垣間見れる写真です。
今となってはこんな上海の姿にも慣れてしまいましたが、来たばかりの頃はやはり驚きでした。
1枚目と2枚目の写真は新天地にほど近い場所にあるマーケット。
歩道にズラーっと吊るされている食品たち。横を歩くときもちょっと気をつけて歩く感じです。

下の写真はもう今は無くなってしまった威寧路駅近くのマーケットです。
鳥が首を下にして綺麗に並べられていて、これまた不思議な通路になっていました。

こちらはカルフール。
買い物に行くとよく外国人の方達がこの豚の顔の横で一緒に写真を撮っているのを見かけます。
自分も来たばかりの頃、この豚の横で写真を撮りました。

次は面白いお店と商品です。
お店といいますか、マーケットの並びにあった商店で、閉業しているのかと思いきやちゃんと営業しています。
一番下の娘とこの店の前を通った時に、「こわい!」といって走り去っていきました笑

また別の店でもなぜか不思議なマネキン発見。

そしてのっぺらぼうミッキー。

きわめつけはこちら。セクシーな箸。
よく見ると後ろの陳列棚にあるお箸も一番右のセットがセクシーなことになっています。

中国はサインも面白い。
トイレのサインもユーモアいっぱい。

最後はその他もろもろ。

公共物に書かれた市民に向けたメッセージ。
市民の健康を考えた優しい言葉です。

ハエ取り籠。
どういう原理になっているのかちょっとわからないのですが、中にはたくさんハエが捕まっていました。

この電柱。なんとも言えない存在感があります。
今は銀色に塗られ、なんとなく鉄柱のような感じになってコンクリートの時に比べいくらか街の景観に馴染んでいます。

地下鉄の電車の中で撮った一枚。
瞬間的に電車がまっすぐになることがあって、乗客が少ないときはなんとも不思議な光景です。

以上、上海のおもしろい写真をまとめてみました。
あくまでもおもしろいところだけを紹介しているので、こんな風景が街中にあるれているわけではなく、日本と変わらないような光景もたくさんあります。
よく日本のニュースやバラエティー番組で海外の面白いニュースや映像が紹介されますが、それらを見ると「○○の国ってこんななんだぁ!」とついつい思ってしまいがちです。
でも本当はそれらのほとんどがその国の中でも珍しいからニュースとして取り上げられるわけで、外国の珍しいことだけを見て聞いて、それがその国で日常的に起こっていることのようにうちらが捉えてしまうのは正しくないですよね。

のっぺらぼうミッキーにしても、このお店以外の場所でこんな洋服は見たことはありません。

でもこんな不思議なものと出会えるのも上海の魅力の一つです。ハハハ…

先日2番目の娘が言いました。
「中国に来ない日本の人は本当に損してるね」と。

安くて美味しくて優しくて、そしておもしろい。
だんだんと暖かくなってきて、店先には夏の果物が並ぶようになってきました。
中国の果物も本当に美味しいです。
ぜひみなさんも実際に上海に来ておもしろいものをたくさん発見してみてください。

今回は『上海で見つけたおもしろいもの 第一弾』ということで、いつかまた第二弾をお伝えしたいと思います!

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東山志帆上海交通大学外国語学院博士課程

投稿者プロフィール

 現在、上海交通大学外国語学院博士課程に在籍。研究分野は多文化的アイデンティティー、異文化への順応、教育機関における多文化的アイデンティティーを持つ児童生徒学生たちの脆弱性、異文化理解教育、教員教育、日中間の更なる相互理解など。2018年4月に夫の転勤に伴い、17歳、15歳、13歳、7歳の子供たちと共に上海に移住。中国に来る以前にカナダでの育児経験もあり、著者自身学生時代をカナダで過ごす。日本在住中は塾や公立中学校の英語科非常勤講師としてこれまで約15年間にわたり教育に携わってきた。日本社会、特に教育機関における帰国子女や今後日本でさらに増えるであろう海外からの留学生や移民の子供たちに対する更なる理解やサポートの充実化、日中の相互理解に向けた取り組みや双方の留学生交流の促進などが現在の主な研究テーマ。

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