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第2回「上海交通大学の校舎と学生食堂」――日本人家族のとある日常in上海
- 2019/3/29
- 日本人家族のとある日常in上海
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こんにちは。今日は自分の通っている上海交通大学の校舎と学生食堂を紹介いたします。
上海交通大学、英語でShanghai Jiao Tong University、略して上交大、上海交大、SJTUと呼ばれたりしています。
上海交通大学と言えば、世界大学学術ランキング “Academic Ranking of World Universities” (ARWU)を最初に立ち上げ、2003年から2009年まで世界の大学ランキングを発表していた学校です。このARWUですが、2009年以降はShanghai Ranking Consultancyという独立した機関が引き継ぎ出版しています。
理系が強くアメリカを始め多くの海外のトップクラスの大学と提携を組んでおり、国内においても有数の名門校です。と言うとなんだか自分の学校の自慢に聞こえてしまいますが、在学している学生たちが本当に優秀でそんな姿を毎日見ている自分だ言うのだからきっと間違いありません。
そして彼らの腹を満たし学業を支えるのが学校内にある学生食堂です。学生食堂は閔行(ミンハン)キャンパスに6つ、徐匯キャンパスに1つあります。その他にも小規模な食堂がいくつかあり、レストランやカフェも多数あります。
自分が最初に徐匯キャンパスの食堂を訪れた時、そのあまりの広さと食材の多さに驚き『こ、これが人口約14億人の国中国の学生の胃袋を満たすため食堂か!』としみじみ思ったのを覚えています。
さらに大きな食堂が閔行キャンパスには第一餐饮大楼から第六餐饮大楼まで全部で6つあり、その他にも小さめな食堂がキャンパス内にいくつか点在しています。
二階が教職員用の食堂になっていてテーブルの配置なども一階に比べて少しゆとりのある感じになっています。
学生も利用可能なのですが、教職員は並ばずに注文することができます。
閔行キャンパスの構内にはカフェやコンビニ、スーパー、フランチャイズのファーストフード店などがたくさんあり、肉まん屋さんで有名な『巴比(バビ)』もあります。朝は長蛇の列で、肉まんが中国の代表的な朝食であることをつくづく感じます。朝以降はガラガラ。ちなみに巴比の肉まんは一つ2.5元。40円くらいでしょうか。安いですね。みんな2つも3つも買ってビニール袋に入った肉まんを持ち歩いています。
閔行キャンパスはキャンパス内に川が流れていたり高速道路の高架があったりと、ものすごく広い敷地になっています。昔はこんなに大きくなかったようで、徐々に敷地が広がっていったと聞きました。
元々は上海交通大学は徐匯キャンパスから始まり、大学の規模が大きくなってきたことから閔行キャンパスに本部を移し、現在は閔行キャンパスが大学のメインキャンパスになっています。閔行キャンパスの構内には中国庭園があったりして、週末には子供を連れた親子がたくさん構内にお散歩に訪れます。
徐匯キャンパスは歴史的な建物が多く、同時に近年改築した近代的な建物も混在していて、現在の中国を象徴しているかのようにも思います。
徐匯キャンパスもいつも観光で来た人たちが正門や有名な古い建物の写真を撮っています。
徐匯キャンパスのある徐家匯は昔フランス租界だった場所で、その名残が街のヨーロッパ的な建築物や街路樹などに残されています。上海交通大学の徐匯キャンパスも煉瓦造りの洋館が何棟もあり、詳しくはわからないのですが歴史的価値の高い建物として保護されているそうです。
皆さんも上海にいらした際にはぜひ上海交通大学に訪れてみてください。
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