コミュニケーション活動レシピ No.002

コミュニケーション活動レシピ No.002

地図を作成してみよう
目標 道案内に必要な表現を使えるようになる。
留意点 ・道案内の表現を学んで、すぐにペアワークをすると、発音や声調が曖昧なままになってしまいがちなので、まずは教員が道案内をして、クラス全員が聴き取る練習から始める。
・“到了路口”“到了红绿灯”“过马路”“往左拐”“往右拐” “一直走” などの表現を、耳から覚えてしまうくらい何度も繰り返して聴かせる。
準備するもの ・白地図(中央に学校名を入れたもの)
活動(1) ・白地図を配布する。
・地図の中央に記入済みの学校を出発点とし、教員が道案内をして、どこに何があるかを地図上に記入させる。  例:便利店、医院、邮局、小王家 など
・ひととおり案内を終えたら、答え合わせをする。
活動(2) ・作成した地図をもとに、教員が “从小王家到便利店怎么走?”などと質問し、道案内の文を簡体字で書かせる。
・教員の質問を例に挙げ、任意の学生に自由に質問させ、クラス全員に案内文を書かせてもよい。
活動(3) ・新しい白地図を配布する。
・ペアやグループで活動(1)と(2)を繰り返す。
・学生同士の活動では、質問者を交代にして、交互に案内しながら地図を作成していくとよい。パートナーやグループ内で同じ地図ができればOK。
・教員は机間巡視しながら、発音チェックをする。
評価 ・道案内を正しく聴き取れるか
・正しい発音で道案内ができるか
・正しい簡体字で道案内の文が書けるか

先生のひとりごと
sensei学生同士の活動の時には、チャイニーズポップスなどのBGMを流すのも効果的。適度な音量のBGMは、ペアワークやグループワークをしている時、他のペアやグループの声に気を取られてしまうのを防ぎます。それに、楽しい曲だと気分も盛り上がりますよね。中には、何度か聴いているうちに、ワンフレーズを覚えてしまう学生もいます。タブレット端末に音楽を入れておけば、40人前後のクラスサイズなら、スピーカーがなくても十分にBGMとして使えます。

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【印刷素材】会話練習用の道案内地図1
【印刷素材】会話練習用の道案内地図2

関連会話動画や素材の確認
道を尋ねるときの表現

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神道美映子

神道美映子関西大学非常勤講師

投稿者プロフィール

関西大学外国語教育学研究科博士後期課程単位取得退学。小・中・高等学校での勤務を経て、現在、関西大学、関西学院大学等、四大学で中国語の授業を担当。自称「授業屋さん」。「教育をつなげよう」をテーマに、第二言語習得、バイリンガル教育を研究課題とする。著書は『基本の中国語を楽しく学ぶ 中国語一年生』(好文出版)。

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