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中国語医療通訳トレーニング:第1回 受付/挂号处
- 2014/7/17
- 中国語医療通訳トレーニング, 岡本悠馬&Wen Jun
- 受付, 挂号处
- コメント:1件
体、病気、ケガに関する表現は、私たちの健康に直結するとても大切なものですが、授業で勉強することはあまりないようです。
医療の表現は専門用語が多く、敷居の高いイメージがあるかもしれません。しかし、他言語に比べると多くの語彙が日本語と共通していますので、日本語話者にとっては学びやすいという利点もあります。
この連載では、病院での診察、検査での会話表現を中心に、医療に関する中国語の表現を学んでいきます。
また、病院で患者と医師の意思疎通をサポートする「医療通訳」という仕事についても少しずつ紹介していきたいと思います。
今回は、病院に入って一番はじめの「受付」での表現です。
受付/挂号处
この教材はYubiquitous Textで視聴することもできます。
(中国語)
A:您哪儿不舒服?
B:我嗓子疼,咳嗽,好像还有点儿发烧。
A:您是第一次来我们医院吗?
B:是的,这是第一次。
A:第一次来需要先填这个表格、请您填一下。请问,您带医保卡了吗?
B:带着呢。请问,我应该看哪个科呢?
A:请先到内科看一下。如果内科医生认为需要看呼吸科,他们会直接介绍您去呼吸科的。
B:好的,谢谢。
(日本語)
B:のどが痛くて、せきが出ます。ちょっと熱もあるみたいです。
A:こちらの病院に来られるのは初めてですか。
B:はい、これが初めてです。
A:初めての方はこちらの表に記入して頂く必要があります。保険証はお持ちですか?
B:持っています。どの科で診てもらえばいいのでしょうか。
A:まず内科に行ってみてください。内科の先生が呼吸器科で診る必要があると判断したら、そのまま呼吸器科へご案内いたします。
B:わかりました。ありがとうございます。
単語
挂号处 guàhàochù :受付
挂号 guàhào:受付をする
不舒服 bù shūfu:気分が悪い、体調がよくない
嗓子 sǎngzi :のど
疼 téng:痛い
咳嗽 késou:せき(をする)
发烧 fāshāo:熱が出る
填表格 tián biǎogé:表に記入する
带 dài:携帯する
看 kàn :(病気を)診る/診てもらう
医保卡 yībǎokǎ:保険証(“医疗保险卡”の略)
内科 nèikē :内科
医生 yīshēng:医師
呼吸器科 hūxīqìkē:呼吸器科
就诊 jiùzhěn:受診する
Quizletで単語を学習する:中国語⇔ピンイン、中国語⇔日本語
ポイント
受付をすることを“挂号”といい、受付の窓口は“挂号处”といいます。
表やフォームなどの記入欄を埋めることは“填”といいます。
中国の保険証は“医保卡”と呼びますが、日本で受診する場合は「保険証」をそのまま“保险证(bǎoxiǎn zhèng)”と呼んでもいいでしょう。
“看(病)”は、医師が病気を診る場合と、患者が病気を診てもらう場合のいずれにも使うことができます。特定の科で診てもらう場合は、“看内科”(内科で診てもらう)などのように言います。
これと似たようなはたらきをする語に“上课”(授業に出る)があり、教師が授業をすることと、学生が授業を受けることの両方を表します。“看病”もこれに類する使い方をします。
コメント
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医療現場の中国語というテーマですが、本文を読んで実際に使えると思いました。
私は病院で薬剤師をしている関係上、ときどき中国語で説明しなければならない
こともあります。また最近少しずつ病院で中国語を使う機会は増えて来ていると思います。
これからの連載に期待しています。