中国語(簡体字)フォントのCSSでの指定方法|中国語でウェブページを構築する際の注意点

  • 2014/8/20
  • 中国語(簡体字)フォントのCSSでの指定方法|中国語でウェブページを構築する際の注意点 はコメントを受け付けていません

中国語(簡体字)フォントのCSSでの指定方法

 中国語でウェブページやブログを作成する際に、中国語のフォントが正確に表示できないという経験をお持ちのかたはおられませんでしょうか?

 中国語のフォントをウェブサイトで正確に表示したい場合にはCSSで「font-family」の指定をする必要があります。もしなんの設定もしていなければ、サーバーやブラウザのデフォルトのフォント設定が適用されてしまい、「写」や「直」が日本語のフォントになってしまう可能性があります。なぜこういうことになるかは清原先生の記事「「写」の簡体字が正しく表示されない?!」に詳しいのでそちらをご覧いただくとして、CSSの設定方法につて簡単に見ていきたいと思います。

 まずCSSのほうでフォントファミリーを以下のように設定します。simsunの部分は一般的なパソコンに入っている中国語フォントであればなんでもかまいません。※zhcnという文字列は任意の文字列です。

.zhcn{
font-family : 'SimSun','sans-serif';
}

 そしてそれを中国語を使用したい箇所にタグなどを使って指定していきます。もしページ全体を中国語だけで書く場合にはCSSを指定する際にbody{font-family : ‘SimSun’,’sans-serif’;}のようにbodyタグ自体にフォントの設定をするという方法もあります。ヘッダーや段落に使う場合は今回の設定を利用して<h1 class=”zhcn”>、<p class=”zhcn”>のように指定することもできます。

<span class="zhcn">我一直坚持用母语中文写小说</span>

 以下が中国語フォントを指定した場合とそうでない場合の比較になります。「直」と「写」が異なりますね。

中国語フォントの指定をした場合
我一直坚持用母语中文写小说

中国語フォントの指定をしなかった場合
我一直坚持用母语中文写小说

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
HINOYoshihiro

HINOYoshihiro目白大学中国語学科准教授

投稿者プロフィール

目白大学外国語学部中国語学科准教授、 ドワンゴ教育事業本部中国語担当コンサルタント、N高等学校中国語コース担当、 関西大学オープン・リサーチセンター外部研究員。『官話指南』を起点とする近代日本の中国語教材と中国語教育史の研究やICTやコンピュータを利用した中国語の解析について実践的な中国語教育研究も進めておりPodcast「Chinese Station」シリーズや「NetAcademy2中国語コース」の製作を担当。また、中国語学習サイト『中国語学習ジャーナル』を主催。『キクタン中国語会話【入門編】』(アルク、2017)、『改訂版キクタン中国語』シリーズ(アルク、2008-2021)等。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

ブログアンテナ

[wp-rss-aggregator limit='5' thumbnails='no' excerpts='no']

Twitter

ピックアップ記事

連載一覧

  1. 【連載】宅女の部屋別宅

  2. 12月は関大で中国語三昧!中国語教育学会研究会×第4回中国語教育ワークショップ

  3. 【連載】ウチダ教授の中国語学エッセイ

  4. 【連載】プチIT中国語学習

  5. 【連載】中国語の検索を極める

  6. 中国語教育ワークショップ第3弾|榎本英雄先生と沈国威先生による講演!

  7. 【連載】小陳の中国よもやま話

  8. 【連載】中国人である私から見た日本

  9. 【連載】大塚犬のちょこっとチャイナレポート in Japan

  10. 【連載】中国語Q&A

投稿の全記事数: 884件

こんな記事はいかが? 小紅のなるほど中国...

ページ上部へ戻る