(a)…を~した:動詞+“了”+目的語
「昨日は何をしましたか」と聞かれて、こう答えました。
*昨天我看了电影。
Zuótiān wǒ kànle diànyǐng.
(昨日、私は映画を観ました)
ネイティブは普通こういう言い方はしません。最低限の約束事として、「どんな・どのように・それからどうした」など具体的な内容もいっしょに話さなければなりません。
①「どんな」をプラスしてみましょう。
昨天我看了周杰伦的电影。
Zuótiān wǒ kànle Zhōu Jiélùn de diànyǐng.
(昨日、私はジェイ・チョウの映画を観ました)
ネイティブにとって最も簡単で言いやすい「どんな」があります。それは量詞です。「どんな」を加えるなら、まず量詞を考えてください。
昨天我看了一部电影。
Zuótiān wǒ kànle yí bù diànyǐng.
(昨日、私は映画を観ました)
②「どのように」をプラスします。
昨天我跟朋友一起看了电影。
Zuótiān wǒ gēn péngyou yìqǐ kànle diànyǐng.
(昨日、私は友達といっしょに映画を観ました)
③「それからどうした」をプラスします。
昨天我看了电影,然后去吃了晚饭。
Zuótiān wǒ kànle diànyǐng,ránhòu chīle wǎnfàn.
(昨日、私は映画を観てから、晩ごはんを食べました)
こんなふうに述べて、やっと言い切りになります。言い切りとは、一応「。」が打てるという意味です。実際のコミュニケーションシーンでは、まだ何だかんだと話は続くのでしょうが、「。」が打てる位置が分かると作文に役立ちますね。
(b)…を~した:動詞+目的語+“了”
昨天我看电影了。
Zuótiān wǒ kàn diànyǐng le.
(昨日、私は映画を観たんですよ)
(b)はこれだけで言い切りになります。言い切りだけを考えるなら、いつも文末に“了”を置けばいいのですが、なかなかそういう訳にもいきません。(a)がそれ自体フラットな一般的叙述なのに対して、(b)は何かの感情が加わったエモーショナルな言い方です。例えば、いい映画を観て感動したとか、悲しい内容だったとか、誰かに伝えたい等々、気持ちが波立ったときにこそ文末に“了”が置かれます。
(a)は一見ややこしいですが、パターンを覚えれば不自然な中国語になりにくいので、こちらを第一の選択にしてください。
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