形容詞述語文[#1]
人や物の性質や状態を表現する。
肯定:主語+“很”etc.+形容詞(描写)/主語+形容詞(対比)
否定:主語+“不”+形容詞
疑問:主語+形容詞+“吗”? / 主語+形容詞+“不”+形容詞?
否定:主語+“不”+形容詞
疑問:主語+形容詞+“吗”? / 主語+形容詞+“不”+形容詞?
例文
CD141
A:这台电脑贵吗?
B:很贵。
このパソコンは高いですか?
高いです。
A:今天冷吗?
B:今天不冷。
今日は寒いですか?
寒くありません。
A:哪个好吃?
B:这个好吃,那个不好吃。
どれがおいしいですか?
これはおいしくて、あれはおいしくありません。
※中国語の形容詞述語文は“是”を使わない。
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中国語の形容詞は“是”を用いなくても述語になりますが、平叙文で裸のまま用いられると対比の意味が生じます。たとえば、“冬天冷。”(冬は寒い)は、他の季節と比較していることになります。もし、対比ではなく、状況を描写する場合は、程度を表す副詞“很”(とても)や“非常”(非常に)などを形容詞の前に置いて、対比の意味を打ち消します。たとえば、“外边很冷。”(外は(とても)寒い)は外の様子を描写しています(この文は、どこか別の場所の温度と外を比較しているのではありません)。中国語の程度副詞はいろいろありますが、対比のニュアンスを消すのには“很”が最もよく使われます。“很”は元々程度が高いことを表す副詞ですが、形容詞の前に用いられる場合は、「とても」というニュアンスは弱いといわれます。よって、“很”を弱く読む傾向にあるようです。程度を強調したいときには、“很”ではなく、“非常”や“特别”といった他の副詞を使う方がよいでしょう。
裸の形容詞が対比のニュアンスを含むのは、平叙文のときであり、疑問文や否定文、また後に文が続く(複文)場合は、対比の意味が含意されませんので、“很”は必要ありません。
例:外边儿冷吗?(外は寒いですか)外边不冷。(外は寒くない)外边儿冷,你不要出去。(外は寒いから、出かけてはいけません)