方位詞①“上・里”
(cf. 第7課ポイント❹方位詞②)[#1]
“上”や“中”など空間を表す語を方位詞と言う。場所の意味を持たない名詞の後につけて場所化する。
CD105
方位詞が不要なもの | 中国Zhōngguó 北京Běijīng |
方位詞があってもなくてもよいもの | 学校xuéxiào 教室jiàoshì 食堂shítáng |
方位詞が必要なもの | 桌子zhuōzi 黑板hēibǎn 房子fángzi |
※“黑板上”の“上”は黒板の「上」ではなく使用する面、「表面」を表す。
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日本語は「テーブルにジュースが置いてある」、「お弁当はカバンに入れたよ」など、名詞に直接、助詞「に」をつけることによって場所として表すことができますが、中国は国名、地名、期間、施設、場所を表す固有名詞(例:大阪、迪斯尼乐园)や、通常、日常生活の中で、何らかの活動の場や人が集まる場所を表す名詞(例:家,学校,便利店,餐厅)以外は、名詞の後に“~上”(表面、上)、“~里”(中)をつけて場所化する必要があります。なお、表が表すように、“中国”、“北京”のような場所を表す固有名詞には、方位詞“上”“里”をつけてはいけないので、注意しましょう。方位詞には、“上”と“里”以外にも様々なものがあります。詳しくは第7課ポイント➍で学びます。