副詞“也・都”[#1]

“也yě”「~も」や“都dōu”「どちらも/みな」のような副詞は、述語(動詞や形容詞など)の前に置く。複数の副詞が並ぶ場合は順番に決まりがある。

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・“都”は、主語で表されたモノが2つ(2人)の場合は「いずれも」、「どちらも」、3つ(3人)以上であれば、「みな」と訳します(例:高桥和李红都是学生。高橋さんと李紅さんはどちらも学生です。/他们都是学生(“他们”は3人以上)。彼らは皆、学生です)。
・“也”は直前の主語を追加の情報として述べることができるだけではなく、目的語を追加の情報にすることもできます(いずれも“也”は述語の前に置きます)。よって、たとえば、“他也去上海。”は、「彼も上海に行く」(主語「彼」が追加の情報)という意味と、「彼は上海にも行く」(目的語「上海」が追加の情報)のいずれの意味も表します。そのどちらの意味になるかは、アクセントで区別します。「彼も上海に行く」はストレスが“他”に、「上海にもいく」はストレスが“也去”に置かれます。
・副詞“也”“都”を両方用いるときは、“也都”の順番にします。
・“都”と否定詞“不”の語順が違うと、意味も異なります。“A都不是B”は全否定(Aは全てBではない)で、“A不都是B”は部分否定(Aは全てBというわけではない)です。

OK

例文

CD87

A:你也是留学生吗?
B:我也是留学生。
あなたも留学生ですか。
私も留学生です。


A:他们都是老师吗?
B:他们都不是老师。
彼らはみな先生ですか。
彼らはみな先生ではない。


A:她们也都是学生吗?
B:她们不都是学生。
彼女たちもみな学生ですか。
彼女たちはみなが学生というわけではない。